蜂のアトリエ~養蜂日誌~

おいしい百花蜜はいかがですか?季節の味と香りを楽しんでください。

監視されているようです…

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どこから監視しているの?

なぜ私の行動を知っているの?

まるで見当がつきません。

 

家から離れていても、すぐ戻れる敷地内の森や畑にいるときは現れません。でも、私が車で数キロ離れた場所にでかけると現れるんですね…オオスズメバチ(笑)。夏からそんな話題ばっかりですけど、養蜂家からしたら奴らの来襲は大問題です。前の記事でも触れましたが、オオスズメバチさんはとても賢くて、私観察だと、2,3匹1チームで襲撃にやってきて実働・見張り・連絡などと役割を分けて行動しているようです。1匹がミツバチを捕まえたら見張りと交代といった感じで、大概巣箱に張り付いているのは1匹だけ。しかしそれは「見張り」や「連絡」係が必要な時に限るのです。必要な時…それは私が在宅もしくは敷地内をうろついている時ですね。私に見つかれば十中八九捕殺の刑に処されますから。38chanは自森(自分ちの森)生態系ピラミッドの頂点なので、昆虫界最強のオオスズメバチだってのさばらせませんよ!

 

で、私が某ホームセンターに出かけて帰ってきたときの話です。出発から帰宅まで2時間もしない外出だったのですが、帰って来てビックリ!我が家の玄関前の巣箱にもかかわらず10匹ほどのオオスズメバチが張り付いていたのです(゚д゚)!さらに巣箱の上の雨よけ板にも、逆さにつかまりながら楽しく談笑する2匹のオオスズメバチ(そう見えたのです、笑)。「あいついないし、見張りの必要なくね?」「あの方向に出かけるとしばらく帰ってこないしね☆ヒヒッ」なんて聞こえてくるようで…。荷物も投げ捨て、ほとんど打ち付けるような勢いで網を振りまくり踏みまくり。さすがに10匹以上のスズメバチとの乱闘は、「刺されちゃうかも?」と思いました。逃げて舞い戻ってきたり、加勢にやってきた子達もいたので、窓から監視して玄関を出たり入ったり、2,3時間かけて鎮圧したのでした…。

 

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私には、こんな感じ↑にイメージできるんですが。地中海育ちの小さいお嬢さん達が、日本のごっついスケバンにからまれている…の図。例によって緊急時には写真を撮る余裕がないので脳内再現画像をご提供いたします。(本当にいらすとやは何でもそろっていて便利ですね。)彼女らの来襲は、私の外出以外にも、コロナワクチン2回目接種の翌日もありました。ひどい副反応ではないものの、全身筋肉痛や頭重に見舞われ、今日はおうちでゆっくりしていようかな?と引き籠っていたら…!!!そういうことも察知するのか、ミツバチの巣箱にオオスズメバチが集まってきていました。私から弱った匂いがしたのかい??すごい情報収集能力!だけど、許せない(笑)!!あなた達も必死なのはわかってるけど、こんな日くらい休ませてくださいよ(つд⊂)エーン

 

ずいぶん寒くなってきて、彼女らを見かけることも少なくなってきました。こんな酷い目にあったにもかかわらず蜜をしっかりためているようで、じわじわ採蜜の誘惑にかられましたが、ここで私まで敵になったらいけない気がします。①敵のダメージ②兵糧の横取り③厳冬って、セイヨウミツバチには①と③はあり得ないはずなので、せめて②は免除すべきでしょう。霜が降りるようになったら冬支度。寒くないように巣箱ごと防寒します。無事に冬越しして、春に飛び回りましょう!