蜂のアトリエ~養蜂日誌~

おいしい百花蜜はいかがですか?季節の味と香りを楽しんでください。

完売御礼~🐝🌷

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今回販売分の冬はちみつ、完売いたしました!昨年に引き続き楽しみにして下さった方々、たくさん購入していただいた方々も、どうもありがとうございます。また、はちみつ販売の告知は見て来たけれど、購入できなかった方も、ありがとうございます。そしてごめんなさい、次回の採蜜までしばらくおまちください!多分、5月下旬?我が家のみつばちの様子を見ながらになります。告知はオトーサンの無人販売所での掲示と、こちらのブログでしてまいりまーす。なお、売上金はかわいいミツバチ達の住環境向上のために突っ込ませていただきます!飼養者の責務!

 

養蜂をしていて思うことは、教科書通りにならないことが割りと頻繁に起こるなってこと。養蜂系の本を探しても、オイオイ、そんな事例書いてないし…(呆然)ってことも中々に起こる。そしてそもそも、これぞ「教科書!!!!!」「鉄板!!!!!」「これさえ読めば大丈夫ッッッ!!!!!」なんてものあるのかな。私には師匠らしき師匠もいないので、こんな時途方にくれてしまいます。では、この春起きた謎現象を発表したいと思いまーす!

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 女王蜂が2匹いたよ!!! 

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もちろん、1つの群での話。1つの群に1匹の女王が鉄則ですよね。しかしぃ~3月初めの内検で、女王蜂の生存確認・群の状態チェックをしていた時のこと。ここの女王蜂には背中にピンクの印をつけてあるのですぐ見つかったのですが、あれ?なんか近くにきれいなオレンジ色の腹部を持つ子が…いる?ピンク印女王蜂ほど腹部は大きくないけれど女王蜂に見えるなぁ??巣穴には卵も幼虫も存在しているし、周りの働きバチもピンク印女王蜂を気にしているので、現女王蜂が不具というわけではなさそう。実はこの群、冬前に弱群と合同した群なのですが、弱群の女王は確実に抜いたので2匹いることはあり得ないのです。・・・そういう色の働きバチもいるってことかな?黒っぽい子もいたり容姿はまちまちだからなと、不思議に思いながらもその日は蓋を閉じました。相変わらずわかりづらい写真だけど、これwwwね↓

ーーー1週間後。再び内検に挑むと、今度はピンク印の女王蜂がいない!!!そして無印の女王蜂がいらっしゃる!!!どうした??!!無印女王は多分、前回見たオレンジ腹部の件の彼女で、前回よりも明らかに腹部が大きくなって女王然としています。そして春の分蜂に向けてか、王台が5つ造成されつつありました。これは一体どういう状況なのか、頭を抱えてしまうところではありますが、卵もあるようなので、無印女王も産卵活動をしているのかな?まったく不可思議ですが、思い当たることがなくもない。うちの重箱式で生活している最強三女が追い出した女王達の話を読んでみてください。

そう、1回の分蜂で、何匹もの女王蜂が共に出て行ったという事例が去年起こったのです。結局、その群は1匹の女王を選び、他の女王蜂を淘汰してゆきましたが。ここから推測するに、もしかしたら複数の女王蜂が1つの群に存在することもあるのかもしれないということ。この群の女王達は気性の荒いタイプではなかったのでお互い気にせず、もちろん働きバチもそんな彼女達の影響でふわっとこの環境を受け入れ、よくわからないけど結婚飛行に2匹とも出かけ、2匹とも何食わぬ顔で産卵なさっていたとか。もしくは2匹とも産卵できる女王である過程までは同じだけど、1匹の女王のほうが女王フェロモンが強くて、もう片方の女王がモブ化していたとか?(だからお腹が小さかった)しばらくそのように暮らしていたが、強フェロモン女王に衰えが見え始め、抑圧から解かれたモブ女王が女王蜂として活性化し始めた!とか!とかとか!よくわからないけど!!

彫刻家は、西洋ミツバチは「家畜」としての歴史が長いから、人間の手が所々で加わることで(薬品使ったり、合同したり、人為的に女王を誕生させたり)いきなりバグが発生することもあるんじゃないの?という見解。ちなみに私は「合同」はしたけどなるべく人為的な操作はしないようにしてますよ?私のせいでってことでなく、長らくそういう飼われ方をしてきた種だから、というお話ですね。

もうよくわからないので、フキノトウの花に訪れるミツバチでも見てなごみましょう。ああ、かわいい。・・・また明日にでも内検に挑みたいと思います。ドキドキが止まらない。