蜂のアトリエ~養蜂日誌~

おいしい百花蜜はいかがですか?季節の味と香りを楽しんでください。

人差し指の反乱

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私の右手、人差し指さんが、もう働きたくないとお怒りになりました。その日はオトーサン作の謎の構造物を解体したものの大した力仕事はしておらず、どこかにぶつけてもないし、蜂に刺されたわけでもなし。でも人差し指が真っ赤にコロコロぶっとく腫れだしたのです。指は曲がらず、関節が痛い。

何故?こわい!

ヤギのアタックを受けて右手の中手骨を骨折していた時は、手が若干紫色に変色して腫れた…という経験があります。それを鑑みて、もしかしていつの間にか骨折している? 骨折時は痛くて腫れていたにもかかわらず、「痛みと怪我は日常茶飯事」の私ですので1週間放置してしまいました。そんなこともあるので、今回は早めにお医者さんへGO。しかし、レントゲンを見ても骨も関節もきれいな状態。お医者さんに手を直に見てもらっても、かなり腫れてるけど傷もないし「原因不明だね!」とのこと。カルテの前のページ(ヤギによる骨折を診断してもらった時)をペラっとめくって私を見たので、「今回はヤギがぶつかってきたわけではないです~~(ニヤッ)」と、一応弁明しときました。

 

右手人差し指はかなりの働き者です。痛む人差し指をかばいながらの家事や外仕事は、どれだけこの子(人差し指)を酷使していたかを思い知らせてくれます。まず、これはいけないなーと思ったのが電動工具。電動ドライバー、草払い機、チェーンソー、ヘッジトリマ―などをよく使いますが、まあ重いので手がくたびれる。使用後の筋肉痛は腕や腰に来るので意識していなかったけれど、実は右手さんがかなりの重労働をしていたのですねぇ。改めて、工具を握る・・・工具を動かすため、ボタンを押しながら、太いハンドルやグリップを握り続けるということがきついということがわかりました。決して私の握力が弱いわけではないと思う。私の手が小さい、指が短いという原因がそうさせるのだと思うけど、必死に握ってしまう癖はある。だけど、緩めに握ることを意識すると、やはりボタンを抑え込んでのホールドは難しい…。作業用手袋にSSサイズがあり、ワークマン女子も流行ってるっていうのに、こういう道具って小さめの人に対応してない気がする。

もう一つ言うと、工具のバッテリーを外す際に両脇のボタンを押しながら外しますが、私にはこれすらキツイ。普通、片手でやってのけるのでしょうが、私は工具を地面に置いて本体を足で抑えて、両手を使って外します(笑)。もっと自転車のハンドルやドライヤーの持ち手みたいに万人に使いやすい太さにならないものか?片手で掴めるバッテリーの細さにならないものか?万人に使いやすいサイズってあるでしょうよ?切実に!

 

この腫れの話は実は10月位の話。すでに約2カ月経過。真っ赤な腫れは1週間もせずにおさまりましたが、今も痛みは少々残ります。そしてひとさし指が小さく畳めなくなってしまいました!腫れ以前は指の先端が根元にピタッとくっついたものがつかなくなった!これは彫刻家の経験によると、「握力強い人あるある」で、だんだん肉がついて折りたためなくなるんだとのこと。マッチョな人が体側にピタッと腕を添わせられないのと同じだと。指マッチョか・・・

しかし養蜂道具とは、どれも繊細でいい。巣箱の上げ下げなどは重労働だけど、蜂を扱うための道具は小さく細く軽くて優しい。けれど、巣箱を作るには電動ドライバー、蜂が喜ぶ庭造りのために草払い機、チェーンソー、ヘッジトリマ―等々とは縁が切れない…。かわいいミツバチを優しく扱うためにも、右手さんには健康でいてもらわねばなりませんから、今度ハンドマッサージにでもお連れしようかな。